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2016年5月22日日曜日

ざっくり近況

バタバタ追われているうちに日々が過ぎ去り、3ヵ月ぐらい放置してしまいました……。仕事で長時間コンピューターに向かっているので、自分の時間にもコンピューターに向かう気になかなかなれなかったというのもあるし、ちょこちょこSNSに吐き出していることで気が済んじゃっている部分もあったり。

して、この3ヵ月のニュースは……まずバンド関係では、Cat Smellに続いてFlemmingsにもベースで参加することになりました。Flemmingsはもともとギター2本(そのうち1人はPAMsでもおなじみのMads)+ドラムの3ピース・ボーイズ・バンドなんだけど、現在デンマークに住むMadsの都合がつかない場合でもロンドンでライブができるように、ベースで補えないかということで誘われました。2月にあったOddboxのオールデイヤーのイベントに出演するため、Madsがロンドンに1週間ほど帰ってきたタイミングでリハーサル、ライブ、2日間のレコーディングにDIYビデオシューティングまで行い、さらにいろんなゴタゴタもあったりしてかなり忙しかったど、生産的な1週間でした。音源や動画はまだ完成していないけど、そう遠くないうちにお知らせできたらいいなーと思います。

3月は仕事が忙しくて日々追われっぱなし、あれこれやることがいっぱいゆえに考えるだけで疲れて、どれもなかなか進まない……というトホホな状況でした。温泉やマッサージが本当に恋しかったな……。そんな中、癒しの存在だったのはもちろんタムタムとラミー♥ 2匹ともすっかり我が家に慣れ、日に日に大きくなってきて、それぞれの性格も際立ってきました。猫も概してオスとメスで性質が異なり、人間のそれととても似ているようです。いやーしかし毎日新しい発見があるし、とにかくオモロくてたまらん。一日中見てても飽きない。ブログになかなか取りかかれないのは、猫に時間を取られているせいもあります(ほんとです)。相変わらず写真は毎日のように撮っているわけですが。以前、Instagramとかで犬や猫のアカウントを見るたびに、なんでこういうのやろうと思うのかなーとよく理解できなかったんだけど、今となってはその気持ちがよくわかる。だってそうしないと、自分のアカウントにアップする写真が猫の写真ばっかりになってしまうのよね……。この数ヵ月の彼らの成長アルバムは、後ほど別記事にてご紹介します。

4月も引き続き慌ただしい日々でしたが、23日におかげさまで結婚2周年を迎え、今年も記念旅行に行ってきました。実は当初、All Tomorrow's Party(音楽フェス)がちょうどこの記念日の週末にウェールズ北部で開催されることになっていて、好きなUSガレージ系のバンドがたくさん出演する予定だったので、ずいぶん前にチケットを取り、これに行くつもりだったのですが、なんと開催4日前にしてキャンセル。あまりにもショッキングで腹立たしいこの一件については、まだ決着もついていないので、折をみてまた書きたいと思いますが、とにかくそんなわけで急遽予定を変更し、イギリス南西部のコーンウォールへ行ってきました。こちらも詳しくはまた後ほど……。

そして今月、5月のアタマはFlemmingsでノッティンガム、ケンブリッジ、ブリストル、バーミンガム、最後にロンドンと5日間のミニツアーを敢行、これもまた楽しかった!けっこうギリギリになって計画した割には、各地のよき友人たちのおかげでもろもろスムーズに運び、収支もほぼプラマイゼロで済んで大成功でした(って、私は特に何もしてないんですが)。今回はケンブリッジで空き時間にパンティング(ケンブリッジ名物の手漕ぎボートによる川下り)をしたり、ブリストルで有名な巨大吊り橋を見に行ったり、はたまたドラマーのJezが熱心にサポートしているウルヴァハンプトン(英中部)のフットボールチーム、通称Wolvesの試合をJezに連れられてみんなで見に行ったりと、ライブ以外の時間も充実でした。シャワーを2日間浴びれなかったり、床寝やソファー寝が続いたりするとさすがに疲れがたまって家のベッドが恋しくなるけど、さらに今回はタムタムとラミーも恋しくてベンに毎日様子を聞いていたけど、でもでもやっぱりツアーは楽しいのでした。
ノッティンガムでのライブ。photo by James Indiehorse
そして気づけばもう5月も後半。あーーーやることいっぱいなのに相変わらずなかなか進んでいない……ほんとに1日少なくとも36時間あったらなあ……。

■today's disc:Trash Like Me/ Nobunny
ゴールデンウィークに満を持して来日、Mule TeamとジャパンツアーしたNobunnyをめちゃめちゃ観たかったのに日本に帰れなかった私(涙)の代わりに、ロンドンからちょうどこの時期東京に遊びに行きやがったスペイン人の友達NachoがNobunny見に行って、この素敵な限定ソノシートをおみやげに買ってきてくれました(泣)。

2015年12月30日水曜日

イベントの秋(冬)・後半

秋どころかもう年末になってしまいましたが、乗りかかった船、書きかけたブログ、というわけで「イベントの秋・前半」に続く後半です。

11月は、やはり毎年恒例のStatic Shock Weekendからスタート。今年も連日気になるラインナップだったけど、他の予定との兼ね合いもあり、とりあえず木曜と金曜の2日だけ行くことにしました。以前、時々手伝いに行ったり募金ライブをしたりして微力ながらサポートしていたDIY Space for London(DSFL)がついに9月にオープンし、その後、オープンデーやコレクティブ・ミーティングなどで何度か足を運んではいたものの、まだライブは見ていなかったので、私にとっては今回のStatic Shock WeekendがDSFLでの初ライブ鑑賞でした。

DSFL自体、Static Shock Records周辺の人たちも多く関わっているだけあって、ウィークエンダー初日の木曜にしてソールドアウトの大盛況ぶり。そうそう、ここにはTome Recordsというレコード屋も併設されていて(聞くところによればかつてFlashback Recordsで働いていたらしい、Primitive Partsのメンバーの一人がやっているお店)、ここがまた小さいながらも新旧入り交じりのグッド・セレクション(ランダムではなくて選んでるな〜というのがわかるセレクション)なうえに、料金設定もとてもリーズナブルで良心的なので、行くたびについ立ち寄っては買物をしてしまうんですな。委託もOKで、私も日本から持ち帰ってきたThe DeathとLIPUPSのスプリットテープを持ち込んでみたところあっさり承諾してくれて、しかも仲介料とかも全然取ってない様子。なんという寛大なレコード屋なんでしょう。

さて肝心のライブは最初のバンドを見逃しちゃったけど、イタリアのSang、スペインはマヨルカ島のTrance(ラモーンズをさらにモサくした感じのオールドスクールパンクでGoodでした)などの後、楽しみにしていたLove Triangle。さすがかっこよかった。ベンが近くにいた人の会話を盗み聞きしたところ、ベーシストが急に出演できなくなったそうで代理の人だったらしく、しかもこの日の朝に初めて合わせたんだとか笑。それにしてはすごいバッチシで、全然そんなこと感じさせなかった。

しかしこのギターリストで元Shitty Limitsの彼、Good ThrobやPersonnel、Noなどいろんなカッコいいバンドでやってますが、この後しばらくしてスペインに引っ越しちゃったそうで、とりあえず彼が関わっているほとんどのバンドが休止または解散になってしまうらしいという話。個人的に全部好きなバンドなのでかなり残念ですが……。

さて、この日の最後はSauna Youthでした。ずいぶん前に見た時は違う編成だったけど、この日のセットでは女性ボーカルになっていて、Monotony(Sauna Youthが全く同じメンバーでやっている別のバンド)の曲もやったりしていた。いいセットだったけど、正直なところSauna Youthはいま一つビビビとこないんですよね私……なぜだろう、ちょっと私にはアート寄りすぎな感じがするのかもしれません。

ウィークエンダー2日目となる翌金曜は、やや広めのヴェニュー、Tufnell ParkのDomeにて。この日はハードコアがメインのラインナップ。私はGood Throbが目当てだったけど、Perspex Fleshや、前日に出たTranceのメンバーがやっているOrden Mundial、トリを務めたLAのBlazing Eyeもよかった。
Perspex Flesh
Orden Mundial
Good Throbは相変わらずカッコよかった。特にこの日は音がよかったような。
こちらはトリのBlazing Eye。

どのバンドも曲が短めなので、この日は予定より早く22時半すぎぐらいに終わっちゃいました笑。まあ、この後「深夜の部」が別のヴェニューであったんだけど、これには行きませんでした。なので今年の私のStatic Shock Weekendはこの2日間で終わり。実は翌日土曜に見たいバンドが多数出演していて行きたかったんだけど、友達のナッチョが同じ日に、地元スペインから来ていた彼の友人バンドのライブを主催していて、残念だけど両方に足は運べそうになかったので、Static Shock Weekendの方は諦めたのでした。

でもそのスペインから来ていたナッチョの友達バンドFuturo Terror、カッコよかったです。日本でも好きな人多いんじゃないかなあ。「XXXが好きな人には絶対おすすめ」って言いたいんだけど、今ちょっとその「XXX」がパッと思い浮かばなくて(でも絶対似てる感じのバンドがいくつかあるんだけど…だーーーごめんなさい、今ぱっと出てこない)、速くてストレートなパンクが好きな人ならまず間違いないはず(すいません大ざっぱで笑)。とりあえず以下を見ていただけるとおおよそわかるかと。
Futuro Terror
ドラマーがかなり速くていいドラミングをしていたんだけど、後で聞いたら彼は今回、代理だったそうで、いわく「正規のドラマーは自分よりさらに速い」んだそう。えー!どんだけ〜!(ってこれもう死語ですか?)

このFururo Terrorの音源のほか、スペインの最近のガレージパンクやポストパンク系などのいいバンドをリリースしているdiscos humeantesというレーベルが、実はこのたび終焉を迎えてしまうそうで(オーナーとしては、レーベルがだんだん大きくなってきて、なんとなく商業的になってきたのを嫌っているようで、このへんで閉めるか、という結論に至ったらしい。ある意味潔いですね…)それは残念なのですが、Bandcampに関連バンドのコンピレーションをアップしていて、ダウンロードも可能なので、興味のある方はぜひ。日本ではほとんど知られていないけど、絶対に好きな人いっぱいいそうな音源(しかもバラエティに富んでる)がたくさん見つかりますYo!

続いて翌週末、急遽決まったSheer Mag追加マチネ公演 in DSFLへ。数週間前のライブは売り切れ、Static Shock WeekendはFuturo Terrorとカブったため見逃していた私にはうれしい限り。しかしSheer Mag、何か最近意外なまでに人気でびっくり。7インチを聴いたところ、とにかくヴォーカルが素晴らしいけど、音はまあ、言ってみれば昔ながらのロックサウンド。ベンなんか「よくある70sロックの焼き直しじゃないか」と言って全然興味なし。でも私はどうしてもちょっと気になるというか、惹かれる部分があって、一度は見てみたいと思い、この機会に足を運んでみました。

で、実際ライブを見たら、期待どおり良かった。でも個人的な印象はやっぱり80%はヴォーカルの魅力という感じだったかなあ。もちろんバンドサウンドもとても良いのですが、しかし何より彼女の声がすごい。正直ヴォーカルが平凡だったら、ここまで引きつけられないような気がするんだよね。完全に余談ですが、ライブ前に物販の脇に座っていたヴォーカルの彼女の足をうっかり踏んでしまったので謝ったら、すごく可愛いというか優しい笑顔を返してくれて、いい人なのがすぐわかりました。



そしてこの日は、SSWで見逃したEfialtis、そしてこれが最後のライブとなるNoを目当てに、夜も再びDSFLへ赴きました。Efialtisはギリシャ出身の女子3ピースバンド(ドラムはGood ThrobやDregsなど複数のバンドをやっているブライオニー)で、1年ぐらい前、おそらく結成当時に一度だけ見て以来でしたが、なんというか、より一層味が出ていてよかったです。
Efialtis
そしてNoのライブを見るのは今回が最初で最後だったんだけど、Black Flagを彷彿させるものがありました。ビックリしたのは、このバンドでものすごいワイルドなベースを弾いていたベーシストが、PAMsも何度か一緒にライブをしたことがあるGloss Rejectionというバンドのギターリストの人だったということ。まあ全然違うタイプの音楽だということもあるけれど、見ていて全く気づかないほど全然違ったので新鮮な驚きでした。
この日はほかにSnobやArms Raceなども出演、なかなか見応えのあるパンク&ハードコア・ナイトでした。

続いて翌週月曜、Cafe OtoにNecksを見に行きました。Necksは、えーと、アヴァンギャルド・エクスペリメンタル・ジャズとでもいうのかな? 私はこの手の音楽は普段、受け身でしか聴いていないのですが、ベンは前にも彼らのライブを見たことがあり、寝る前とかに時々レコードをかけていていい感じだったので、私も一度ライブを見に行ってみることにしました。今回はロンドン・ジャズフェスティバルの一環で、Cafe Otoで3日間連続のレジデンシー・ショーが満員御礼。ライブ自体は即興のインストゥルメンタルで、効果音の連続のようでもあり、1曲が長いので、私にはちょっと「大人っぽすぎ」な感じだったけど、時々、一体この音はどこから出てきてるのかな?という音が流れてきたり、楽器なのか工具なのか、はたまた大人のオモチャか何か!?(笑)と思うようなものを演奏に取り入れたりしていて(特にドラマーのノイズメーキングが面白かった)見ていて興味深かったです。私が普段、好んで聴いている音楽は、概して聴いていて自分を忘れるというか、どっかに連れていかれる感じのものが多いけど、今回はどちらかというと、聴いていて自分の内面にどんどん入って行くような音楽でした。
Necks
2日後の水曜は、Beat Happning、 KレコーズでおなじみのCalvin Johnsonのソロアクトを見にロンドン北西部のキルバーンへ。かつて北ロンドンに住んでいた頃、今はなきLuminaireというヴェニューにライブを見に行くために当時は時々キルバーンに足を運んでいたけれど、この数年はまったくのご無沙汰でした。今回はThe Tin Tabernacleという聞いたこともないヴェニューで、しかも開始時間が早く、前座も1つだけ。で、ヴェニューはその名のとおり、トタンで覆われた古いチャペル。1863年に建てられたそうで、英国の重要建造物リストのグレードⅡに登録されているという代物。北ロンドンのSea Cadets(海洋少年団)の本拠地でもあるらしく、建物内には関連品があちこちに置かれている。「子どもの頃に通った場所を思い出すような……建物の中の匂いも懐かしい感じ」とベン。日本でいうと、かつて別の用途で使われていた建物を公民館とか児童館として利用しているような感じの場所かと。バーはないので、代わりに主催のUpset the Rhythmの人たちが、瓶ビールとワインを用意しておいてくれてたのも、雰囲気に合っていてよかったです。
みんな早くから来て席を確保
建物内を眺めてるだけでも面白い
肝心のCalvin Johnsonはサイコーでした。私は初めてこの彼のソロアクトを見たんだけど、とにかく独特のちょっと芝居がかったパフォーマンスから目が離せず、思わずニンマリしっぱなし。しかもなんかこう、一曲一曲が愛に溢れてるんだよね!! コミカルともいえるパフォーマンスとともに、真っ直ぐ目を見て「アイラブユー、アイニージュー」と安っぽくなることなく歌えるのは彼しかいない!と思う半面、あの堂々とした雰囲気の中に時々ちらっと覗くシャイな眼差しがカワユイ笑。つまりは、ものすごくチャーミングなお人柄が滲み出てるんですなー。見終わってとてもハッピーな気分になったライブでした。
Every woman is beautiful♫っていう曲がじーんと染みました
さて週末はまた DSFLへ。Gloss Rejectionがこの日で解散だったのですが、今まで見た中で一番いいライブだったなあ。以前はそこまでピンときてなかったんだけど、今回のライブを見て音源を家で聴いたら何かすごくしっくりきて、これで終わってしまったのがとても残念でした。

そうこうしているうちにあっという間に12月……あれやこれやとほんとに多忙でした。で、見に行ったのは、The Nation of UlyssesやChain and The Gangで知られるIan Svenoniusのソロアクト。チケットがすぐ売り切れになって、もう1日追加されるほどの人気ぶりだったのも驚きでしたが、ベンが大ファンなのでチケットをソッコー取っており、1日目に見に行きました。いやーしかしこれ楽しかったわ。前座のOlivia Newtron-john のインパクトもすごかったけど(あのダンスは本当に必要なのか疑問だがw)Ianのオーディエンスを巻き込む濃ゆいソロがたまらずよかった。ベンは、ライブが始まる前に物販テーブルに彼の著書があるのを見つけてすぐに購入。ちょうどサウンドチェックを終えた彼がバーエリアをうろうろしていて、とてもフレンドリーな雰囲気でニコニコしていたので(彼の形相からするとニコニコというよりニタニタという感じだけどw)せっかくだから話しかけてサインしてもらえば!? と言ったんだけど「尊敬している人に話しかけるのは苦手だからいい」と言って、最後まで結局話しかけず……w 
私に言わせれば彼はDIYパンク・バージョンのプリンス笑


そして今年最後のロンドンでのライブ鑑賞は12月19日(土)、イーストロンドンのハックニーにあるヴェニュー、Osloに見に行ったJeffrey Lewis&Los Bolts。Jeffrey Lewisを見るのはそれこそ2013年にブライトンで見た&Peter Stampfelの素晴らしかったショー以来。いつもアイデア満載で毎回異なるセットを披露することで有名なJeff Lewis、今回はまた別名儀でどんなショーになるのかと楽しみにしてました。しかしこのOsloっていうヴェニューが全然好きじゃなかったのに加え、前座バンドもイマイチ、その上この日はこの後、クラブナイトが予定されていたようで、なんと21時半までには撤収しなくてはならないという状況で、なにかJeff本人もオーディエンスの私たちもいまひとつ乗り切れない部分があったような。ライブ自体は全然非の打ち所なしだったんだけど。 ジェフが自身のコミックスをスクリーンに映し出して披露するお馴染みのマンガ・タイムは相変わらず楽しかったし、ベーシストの女の子もすごくよかったし。やっぱ場の雰囲気かなあ。次回をまた楽しみにしたいと思います。

そして実は、今まで何度もいいライブを見に行き、PAMsも何度かライブしたりしてお世話になったイーストロンドンはDalstonのヴェニュー、Power Lunchesがこの12月で閉店してしまうことになり、この日にファイナル・パーティーが開催されていたので、この後そのままその足でPower Lunchesに向かいました。収容人数100人のところに、フェイスブックのイベントページでは800人が「参加する」と言っていたとのことで、一体どうなるのやら!? と思ってたけど、どうにか収まってました笑。おなじみの顔ぶれがみんな集まっていて、ライブあり、DJありで、この4年間、ロンドンのDIYシーンを支えてきた貴重なヴェニューの最期を惜しみました。

思えば私の初Power Lunches体験は、2011年、おそらくオープンして間もない頃に、ベンと一緒に見に行ったアメリカのReal Numbersのライブでした。Hipshakesのほか、HipshakesとBlack Time、City Yelpsのメンバーがやっていた(たぶん)1回限りのスピンオフ的なバンドCrawling Ageと、私はイマイチ覚えてなかったんだけど(たぶん見逃したのかな)当時まだ無名だった(笑)Sauna Youthが一緒にやっていた。すごくいいライブで楽しかったのを覚えています。あれからはや4年……うーん。今ロンドンではこのぐらいのキャパの、無名のDIYバンドでも気軽にライブができるようなヴェニューがほとんどなくなってきていて、淋しいのはもちろんのこと、私たちにとっては危機的状況です。そのうえ最近、身近の好きだったバンドが立て続けに解散したり、活動的なミュージシャンがロンドンを離れたりしていて、来年は一体どうなっちゃうんだろうか!? と思わずにはいられないのでした。
お世話になったPower Lunchesの悪名高きトイレ
■today's disc: Motorhead / Motorhead
レミーさんの訃報に接し、今日は一日モーターヘッドを聴いています。合掌。

2015年12月7日月曜日

イベントの秋・前半

この2ヵ月に足を運んだイベントやライブなどのまとめ前半です。

まずは日本から帰ってきた翌日に行ったのが、イースト・ロンドンはHackneyOval SpaceであったESGのライブ。もともと今年の春に予定されていて、チケットも取ってあったんだけど、メンバーのご家族に不幸があったらしく、延期になっていたのでした。サポートは、最近ニューアルバムを出してアメリカでも長期間ツアーしてきたロンドンのShoppingと、グラスゴーのGolden Teacher。特にGolden Teacherは今回初めて見たんだけど、すごいカッコいいレイヴ・バンドで、思わずバッグを放り出して踊りまくらずにはいられませんでしたよね笑(その代わりライブ後にバッグのヒモが取れた)。その雰囲気をちこっとだけお裾分け。

トリのESGも初めて見ましたが、すごくよかった。素朴でミニマリスティックでローファイなんだけどグルーヴ感があって踊れて、しかもあったかい雰囲気。ナイス!
      
翌週は、おなじみ近所のVinyl DeptfordDog Chocolateがライブをするというので覗きに行ったほか、ずっと見たかったけど今までチャンスに恵まれなかったThe Black Tambourinesがこれまた近所のNew Cross Innでライブということで、繰り出しました。正直なぜ彼らが、New Cross Innでのランダムなラインナップのライブに出てるのかナゾでしたが、ライブは期待通りすごくカッコよかったので満足でした。ギターの一人がアメリカに行っているとかで、今回はヘルプさんだったようなのですが、実はBlack Tambourines、次の週にPeach Kelli Popのサポートもしていて、その時にはレギュラーメンバーでやってたんだけど、正直私はこのヘルプのギターで見たセットの方が好みでした。

続いてイースト・ロンドンはHackney Wickのしんとした住宅街を越えたところにポツンとあるヴェニュー、Old Bathsに見に行ったのがThe Space Lady。彼女については時々名前を見かけていただけであまりよく知らなかったのですが、ベンがファンで、前回のライブを見逃したので今回はぜひとのことだったので、レコードを聴かせてもらうと、すごくよかった。というわけで私も行くことにしました。

てっぺんの電球がピカピカ発光する、Dr.スランプ・アラレちゃんみたいな帽子を被り、カシオのキーボードとともに一人でステージに立つSpace Lady。カシオの電子音とやわらかい歌声のハーモニーが心地よく、ふわーっとどこかへ連れて行かれるような感じ。その純粋な雰囲気に、最初の2曲ぐらいでちょっとグッときて涙が出そうになったけど、でもだからといって夢見がち一辺倒ではなくて、光と影が同居したような印象もあるし、地に足のついた、どこかシャープな切れ味もあります。60年代や70年代の曲、ビートルズやデヴィッド・ボウイなど大物のカバー曲もたくさんやるんだけど、彼女がやると何かすごく説得力があるのだった。例えばそのへんの若いバンドがビートルズのカバーやったって、ふぅーんで終わっちゃうところだけど、あの時代を実際に生きて、あの曲が、辿ってきた人生に普通に刻まれている人がカバーすると、やっぱり何か訴えかけてくるものが大きいように思いました。

すっかりファンになってしまった私は、ライブ後にTシャツを購入(しかもベンともども手持ちのキャッシュがなかったので、このためだけに徒歩10分ぐらい先にあるATMまで走った、という)。本人のサインも入れてもらえるとのことだったので、お願いしました。自分の名前を言うと「まあ!すごい名前ね」と言ってくれて、ついでに「ラブ&ピース」とまで入れてくれた笑。私の名前は日本ではちょっと変わっているけど、欧州では禅の影響とかで、言葉として知っている人が意外に多い(ヒッピー系の人とかは特に)。その都度「いや、でも私の名前は、響きが一緒というだけで、意味は違うんです。というのも、日本人の名前は……」と長々説明するはめになり、いつもとてもメンドイのだが、今回ばかりはもう「ハイ、ありがとうございます」で済ませました笑。

さらにこの翌々日、 Peach kelli Pop(相変わらず可愛かった)を見に久しぶりにDalstonVictoriaに行ったら、内装や雰囲気がものすごいトレンディな感じになっていてビックリした。数年前までは地元のアフリカ系のおじさんたちがたむろして、野性味溢れる肉料理とかを食らってたりする、ちょっと柄の悪いオヤジパブだったのが、そんな雰囲気はもはや微塵もない。行くたびに徐々に若者向けになってるなあとは思ってたけど、ここまで変わっちゃうとは思わなかった。近所のShacklewell Armsもそうだけど、こうやって、かつてローカルの人たちの憩いの場だった場所に外からの資本が入ってきてどんどんトレンディ化していくのを見るのはなんだか複雑な気持ち。治安が良くなるのはいいけれど、それによってすべてが均一化していくのも否めず、街の面白さがどんどん減っていく感じがする。何よりも地元の人たちにとっては、かなりいい迷惑なんじゃないかなあ。
   
しかし翌週またそのDalstonへ、Cafe OtoにSun Ra Arkestraのマチネショーを見に行きました。週末にしばしば地下鉄が工事で止まるロンドンだっていうのに、交通情報をチェックせずに出かけてしまって、案の定すんなり行くことができずハラハラしたけど、どうにか間に合ってよかった。それにしても91歳のマーシャル・アレン氏をはじめ、みなさんの自由度の高さといったらもう他に類を見ず、しかしこれが絶妙に調和しちゃってるんだからすごいのでした。


ショーは途中休憩を挟んだ2部構成だったんだけど、何のアナウンスもなく1部を終了したので、これで帰っちゃった人もいたんじゃないかしら笑。最後はメンバーが会場のあちこちに散らばり、時にはマーチのような形態で(なんとなくサファリを行進するゾウを思い出した)、時には一人で、といった感じで思い思いに自分の楽器をかき鳴らし、会場がものすごい自由な空間になってました。最近のロンドンのDIYバンドの録音を一手に引き受けているイースト・ロンドンのスタジオSoundSaversのマークが、ちょうどこのショーのサウンドを担当していたんだけど、後で話を聞いたら「いやー彼ら本当にすごいけど、サウンドチェックは一切しないし、ちょっとアタマおかしいって笑! サウンド担当は1回のライブで懲りた笑」と言ってた。何はともあれ、見に行ってほんとよかった。夜は、1974年のSun Raの映画「Space is the Place」を家で堪能しました。

さて、10月最後の週末はハロウィーン・ウィークエンド。木曜の夜、近所に住むキャリース&ラスの家でほぼ毎年開催される「ハロウィーン・仮装したい人は仮装&ピザ食ってホラー映画鑑賞会」へ。こっちの人のハロウィーンの仮装の凝り方といったらそれはもうハンパなく、当日の電車の中なんかもう、ほんとゲテモノ集団だらけですごいことになってるんですが、私は仮装はキライじゃないけどそこまで時間もお金もかける気はない方で、ベンに至っては仮装への興味がほぼ0で、仮装パーティにも仮装せずに出かけるような人。というわけで、ベンはもちろん素のままで、私はとりあえず手持ちの簡単な仮装グッズを組み合わせてちょっとだけメイクアップして出かけました。

ところが彼らの仮装っぷりがスゴかった!特にラスのティーンウルフが絶品すぎて、もう写真撮りまくり笑!

 これ全部自分で作ったっていうんだからスゴイよw
 キャリースのハローキティも可愛かったw
 ジェスの恐竜コスチュームもナイス!
 カボチャのつもりが、体型からしてニンジンに見えるアンドリュー  
仮装パーティって、行く前は「まあこんなもんでいいか」と大して気合いも入らないんだけど、実際に行くとみんながすごいので「もうちょっと考えればよかったなあ」といつも思う。思うんだけど、やっぱり毎回なかなかここまではできないのであった。そうそう肝心のホラー映画は、ベン持参の最低映画 (or 最高のカルト映画)「トロル2 悪魔の森」を鑑賞。いやーおもろかったw B級映画好きの方はぜひ。
 ネコのキップも一緒に「トロル」鑑賞
さて、この週末はデンマークからまたMads&Louiseが帰ってきてうちに泊まり、翌金曜は、これまた近所のMontague ArmsにてCharla Fantasmaが出演するプレ・ハロウィーン・イベントへ。そして土曜は、ホワイトチャペルのUrban Barにて友達バンドThe Potentials主催のBuffy The Vampire Slayerテーマのハロウィーンライブ「Slayer Fest」にThe PotentialsYiiikes!Wolf GirlCharla FantasmaSnobとともにPAMsで出演。久しぶりのライブで20分のショートセットだったけど、とっても楽しかったです! The Potentialsがこの夜のまとめビデオを作ってくれました。


そして実はこの日、FlemmingsJezとその友達トムのこれまた毎年恒例のビッグ・バースデー・ハウスパーティがあったので、私たちは途中で抜けてこっちへ移動。そのまま深夜まで飲んだり踊ったりのハイパーなハロウィーン・ウィークエンドでした。
 お誕生日な人たち3
去年も思ったけど、後片付け大変だろうなあ……

こうして10月があっという間に過ぎ去っていきました。気づけばもう11月も終わっちゃって師走に突入してますが……そんなこんなで後半につづく。

■today's disc:Be Nice/On the Run 7"/The Gories
日本に帰った時見つけて買った一枚ですが、これ2014年のリリースなんだけど全然昔と変わってなくて安心というかほんとすごいかっこいいゴーリーズ!


2015年7月27日月曜日

暑中お見舞い申し上げます:7月のいろいろざっくり

なんかもうバタバタしっぱなしで、前回からまたまただいぶ間があいてしまいました。このところ日本はとても暑そうですが、今月はロンドンもいい天気が続いていてけっこう暑いです(この数日間は雨で肌寒かったけど)。こっちは日射しがほんとに強くて、夏はいつも真っ黒になっちゃう。日焼け止めも塗ってはいるんだけど、きいてるんだかどうなんだか。

今月はまず、カーディフに住んでいるベンの弟ポールが数日間遊びに来て、Greenwich/Blackheath界隈やCrystal Palace、Herne Hillなど近所のおすすめエリアを一緒に散策したり、カラオケに行ったりして遊びました。天気にも恵まれてよかった。

そうそう、ポールがロンドンに来る前日、タフネルパークのDomeにAcid Mothers Templeを見に行きました。AMTを見るのはそれこそ5〜6年ぶり。前回見た時と同じく、あふりらんぽのPIKAが参加してるバージョンのAMT & Cosmic Infernoでのライブだったのですが、これがほんとサイコーでした。前に見た時もよかったけど、それよりもさらによかった気がする。すごいグルーヴの渦でした。グルーブカオス。さすがの一言です。でも彼らのあの独特のゆるキャラ(?)が滲み出てる感じもあって、その対比がおもしろい。観客もみんなめちゃめちゃ踊ってて、一体感もすごかった。いろんな意味ですごくいい雰囲気のライブで、エネルギーもらいました〜。翌朝、目が覚めてもまだ興奮してる状態でした(笑)。
なかなか5人全員を写真に収めるのは難しいのでした(ドラム2セットだし)
前座で出たSly and the Family Droneもすごかった。
フロアにセットを組んで、めっちゃ濃ゆくてロウなライブを展開してました

続いて翌週末の11日(土)は、これまたおなじみMontague Armsにてパンクのオールデイヤー。Dregs、Snob、Feature、Ethical Debating Society、Shoppingとロンドンのいいバンドがたくさん出演していて、すごくいいライブだった。
Dregs、ライブは初めて見ましたが、ガツンときた!
Shoppingすごかった!フロアはみんな踊りまくってました
そしてそして、先週はPAMs Phase ♯2.75!火曜の夜にMads&Louiseが現在住んでいるデンマークはコペンハーゲンに出発。水曜の夜に4ヵ月ぶりに練習して、木曜の夜にライブでした。私は現地でも仕事しなくちゃならなくて、今回は全く観光できなかったけど、みんなでワイワイと楽しかった!
コペンハーゲンのスタジオにて、PAMs!! (photo by Camille) 
期間限定で設置されているらしい、このガラスドームの中でのライブでした!
内部はこんな感じ。バーもあって、誰でも出入り自由。天気のいい日中はかなり暑い!
植物がいっぱいで、まさに温室。そういえば、夕方に中で準備してたら、
日本人のグループが突然現れてびっくり。何やら仕事の視察旅行で来ていたらしく、
ライブには一切興味を持ってもらえませんでした(笑)
目の前には川が流れていて、すごく気持ちいい〜。このデッキに座って飲んだビールは最高でした
Mads、Louise、Ulfの3人で最近始めたHook Jawがオープニング、初ライブ!
グラインドコア・バンドのKluster Fuck、なかなかキテました。
8月にはロンドンでやるグラインドコア系のフェスに出るらしい 
夜のドームはこんな感じ
久しぶりのライブはかなりグダグダだったけど(だはは)楽しかったです。そういえば今回初めてベースを持って飛行機に乗ったんだけど、イギリスを出る時に空港のスタッフに「空気圧で弦が切れちゃうかもしれないから、緩めとくといいよ」と言われ、おお〜いいアドバイスもらったな〜とゆるゆるに緩めて搭乗したのはよかったんだけど、いざスタジオで練習しようとした時にチューニングに手間取り、揚げ句の果てには4弦が切れた。これ、搭乗時に緩めなかったら切れなかった気がする(笑)。ベースの弦が切れたのは初めてで、しかもこの弦の音けっこう気に入ってたのでちょっとへこみましたが、新しい弦もすぐになじんだのでよかったです。

翌金曜の朝は7時起きでみんなして空港へ向かい、みんなしてイギリスへ。実は土曜にケンブリッジに住んでいるみんなの共通の友達、マットルーブの結婚式があり、彼はかつてコペンハーゲンに住んでいたことがあるので、特に親しいMads&Louiseほか数人もその結婚パーティに出るために、はるばるケンブリッジまで移動というわけなのでした。

今回は時間がなくて食も全然楽しめず、前回コペンハーゲンを訪れた時にすっかりハマったデニッシュ・ホットドッグを食べる機会さえ持てなくて、かなりがっかりな気分だったんだけど、最後にぎりぎり空港でホットドッグをゲット!空港のだからちょっとイマイチかもと思いきや、やっぱウマい!! やっぱこれだ!! あ〜感無量。
パンが小さめでソーセージが長〜いのが特徴。そして決め手は何と言ってもトッピングのフライドオニオン!
ピクルスはみじん切りの方がうまいけど、まあ空港のホットドッグなので許すとします。
てゆーか空港の、と言っても、やはり本場のはウマいんだよね。数年前に初めてコペンハーゲンで
食べて以来かなりハマって、日本でも何度も再現を試みたんだけど、
やっぱり素材の違いなのか、どうやっても本場の味にはならんのですよ奥さん!
というわけで、朝イチにみんなでワイワイ飛行機に乗り込み、イギリスはスタンステッド空港へ。ここからケンブリッジまでは電車で30分ぐらいと、近かった。で、ケンブリッジではPAMsも何度かライブしてる関係で、前に一度一緒にやったことがあるバンドの人たちが、せっかくだからと企画してくれて、ロンドンからFlemmingsとCharla Fantasma、そして同じく今回一緒にコペンハーゲンからケンブリッジに向かったクラウスのプロジェクトYOUNOLOVEBUNNYとともに、おなじみのパブCorner Houseで夜にライブでした。で、このライブがめちゃアットホームな雰囲気で盛り上がり、めっちゃ楽しかった! ありがとうケンブリッジ!!
初めて見たYOUNOLOVEBUNNY! すごーくよかった!とにかく曲がイイ
そして翌日の日中、ケンブリッジ市内を散策し、マットルーブの結婚パーティ二次会にちらっとだけ顔を出した後、ベンとともにロンドンへ戻りました。というのも、この日ロンドンでHipshakesとBlack Timeのライブがあったのでした。Black Timeはここ数年、あまり活動していなかったけれど、少し前にアルバムを出して、ロンドンでライブをやるのはほんとに久しぶり。これはちょっと見逃せないということで、重い荷物を引きずってヨレヨレ気味ながらヴェニューへ直行しました。

で、オープニングのLondon Dirthole Company、以前Lot LizardsをやっていたGGがギターで参加している7人編成のバンドで、今回初めて見たんだけど、すごくカッコよかった! 見た目の迫力はもちろん、音もカッコよくてアガります。以下のビデオはほんの数十秒だけど、このバンドの雰囲気が凝縮されてると思うので、よかったら〜。

でもって次は待望のBlack Time! かれこれ5年ぐらい前に一度見て以来だったけれど、相変わらずでした。なんかもう手堅いカッコよさって感じ。レミーさんのようなパンク声を持っていると曲のカッコよさが増しますね。


そして最後はThe Hipshakes! こちらも相変わらず、全力疾走で飛ばしててよかった。やっぱこういうパーティーパンクがなんだかんだ言って一番好きです。



というわけでイベント盛りだくさんの7月3週目でしたが、その翌週23日(木)は、 ロンドンで再びPAMsのライブでした。週末のIndietracksにFlemmingsが出演する関係で、Mads&Louiseはそのままイギリスに残っていて、この23日だけがライブできそうな日だったので、以前から声をかけてくれていた地元の中古レコードショップ、Vinyl Deptfordの地下にある小さいスペースでThe PotentialsとCharla Fantasmaとともにライブをすることにしたのですが、せっかくの機会なので、DIY Space for Londonへの寄付を募るチャリティライブにすることにしました。地元エリアでの急な企画だし、10人も入ればけっこう埋まっているように見える小さいスペースなので、どれだけ寄付金が集められるかわかりませんでしたが、何より少しでも力になれればよいし、ゼロよりはいいだろう、という。

ありがちですが、この日に限って仕事が激忙で夕方ぐらいからすでにヨレヨレ気味だったけど、どうにかこうにか乗り切って、すごく楽しい一夜を過ごすことができました! やっぱりPAMsは小さいヴェニューでこそ本領発揮w アットホームな雰囲気の中、みなさん寛大に寄付してくれてありがたかったです。
結成してまもないThe Potentials! 私はよく知らないんだけど、アメリカのTVドラマ「Buffy the Vampire Slayer」
(邦題は「バフィー 〜恋する十字架〜」らしい)をテーマにしたバンドなんだとかw
おなじみCharla Fantasma!
DIY Space for Londonのビルディング作業の進み具合といったらもうほんとにスゴいの一言で、私自身はあの後もう1日手伝いに行って以来、足を運べていないのですが、日々着々と前に進んでおり(スペースの確保から始まる現在までのビルディング作業の過程は、このビデオ♯1から順にyoutubeで見ることができます)、聞くところによると8月中のオープンを目指しているんだとか。3週間ぐらい前から「最後にもう一押し!」と、£3,000をターゲットに大々的に寄付を募っていますが、その最初のターゲットを優に超えていまや£4,700(約90万円)近くが集まっている様子。本当にたくさんの人たちがいろんな形で協力していて、どれだけみんながこのスペースに期待を寄せているのかが、とてもよくわかります。

というわけで、気づけば今週で7月も終わり(ひ〜!)。もうしばらくバタバタが続きそうだけど、夏だしね〜、ビール飲んで飛ばして行こうと思います。そうそう、明日はGories見に行ってきます!めっちゃ楽しみだー!

■Today's Disc: Summer Wine/Nancy Sinatra and Lee Hazelwood 
夏はビール、じゃなくてワインよ、というアナタに。ウフフ。ベンはこの曲をよくカラオケで選びます。彼らのレコードを聴いて以来、Lee Hazelwoodさんの魅力の虜になりました。そのうちカバーしたいです。

2015年7月1日水曜日

Skull Tennis!

ちょっと前からベンとスローペースで進めていた、チープな宅録電子音楽プロジェクトの音源を、まず3曲ほどBandcampにアップしました。よかったらおヒマな時にでも聴いてみてください。できればヘッドフォンでどうぞ♫ 



そう遠くないうちにまた何曲かアップロードできたらよいなあと思ってます。いつかライブもできたらいいなあ。スカルテニス!

このところの音楽関連まとめ

ああー6月が終わってしまう! 2015年の、は、半分が……! というわけで、すっかり月例報告のような感じになっちゃってますが、今回もいろいろまとめます。

1ヵ月ぐらい前のある朝、ベンの友達ケリーから「今夜のJulian Ruinのチケットが2枚余ってるんだけど行かない?」というメールが来て、実はこのライブ少し気になってたけど、気づいた時にはすでにソールドアウトだったっていうやつだったので、あらっ、それなら行こうかな!と。ベンはヴェニュー(カムデンのElectric Ballroom)も嫌いだし、忙しくて疲れてるしでパス。しかしここ初めて行ったけど、思ってたよりデカかった。イズリントンのGarageと同じくらいか、それ以上かも。しかも早めスタートで、楽しみにしていた1つ目の前座のFeatureを見逃してしまい、久しぶりに見たWoolfも遠すぎてあまりガツンと来ず(でもいいライブだったと思う)、しかもメインのJulian Ruinも個人的にはいま一つな感じで、なんだか微妙な一夜でした。

続いて同じ週の週末、久しぶりに(2年前のNobunny以来かな)BrixtonのWindmillへ、Colleen Greenを見に行きました。完全ソロでドラムマシーンかと思ってたらドラマーを携えてて、思ってたより(話に聞いてたより)ちゃんとしてた(笑)。可愛かったです。

Colleen Green
そしてその1週間後ぐらいにはオーストラリアのシンセパンクバンドAusmuteants(この名前いつも発音がよくわからない)、めっちゃカッコよかった!オンラインで音源聞いた時はそこまでピンとこなかったけど、ライブがすごくよくて、さすがGONERから出してるだけあるなあと納得。そう、GONERバンド独特の、あの絶妙な無骨さとエネルギーが感じられるバンドでした(ちなみに前座で出たロンドンのTense Menも、これとはまた違うけどよかった)。雰囲気もよく、すごく楽しいライブで、この日は一人で観に行ったんだけど、一人でかなり盛り上がりました(笑)。

Ausmuteants

そしてそしてつい1週間ぐらい前の日曜は、友達バンドのEthical Debating Societyのアルバム発売ライブへ。PAMsも声かけてもらってただけにライブで参加できなくて残念でしたが、人も多く集まって盛り上がってました。彼らのアルバムはここで買えます。

そんでもって先週土曜はボアダムスを見に行ってきました!ボアダムス見るのは、なんと90年代にソニックユースの前座で見て以来。今回はバービカンセンターの座席付きホールでのライブだしチケット代も£20(普段£10以上のライブはよっぽどじゃないと行かないゆえ)、やや半信半疑ながら久しぶりに見てみたい気持ちが勝り、ベンも10年前に見たっきりだというので、二人して行くことにしました。しかしチケット買った時は知らなかったんだけど、後日ラジオで、今回のライブは以前やった77人のドラム隊ならず、88人のシンバル隊が参加するプロジェクトだと聞き、どんなんだかわからないけどとにかくスゴそう!と楽しみにしていたのでした。で、実際に見たらいやーーーすごかったです。バービカンセンターには以前、何度か観劇しに行ったことはあったけど、コンサートホールは初めて。そしたらこれがかなり広くってビックリ、座席もかなり上の方で、スクリーンさえ遠いじゃん!と……しかし公演が始まってまもなく、上から見るので正解だったかもと思い直しました。中央で指揮を執るEYヨ氏をぐるりと取り囲むようにして6人のドラマー、8人のギターリスト、そしてさらにそれを取り囲む88人のシンバル隊が、文字通り円形にオーケストラを形作っていて、しかもその円形が4等分にイエロー、グリーン、パープル、オレンジと色分けされており、各プレイヤーの体の動きとライティングによって、鮮やかなビジュアル効果を生み出していました。そしてステージ両脇に設置されていたスクリーンは、遠くに座っている人にディテールを見せるためのものではなく、その円形オーケストラを俯瞰で映し出して、光とともにまさに万華鏡のように変化するビジュアルを見せるためのものだったのでした(写真が撮れればよかったんだけど、こんな時に限ってiPhoneがバッテリー切れで死んでしまい、一枚も撮れず残念)。肝心の音はというと、予想以上にすごかった!鈴虫かコオロギの羽音のような小さな音から始まって、徐々に拡張していき、大雨のような轟音のクライマックスに至るまでのシンバルの響きと振動のすごさと言ったら(私はこのシンバルの一連の響きが「雨」に感じられたけど、ベンは「海の波」と感じたそうで、きっとそれぞれ人によって受け取る印象が違うんではないかと思い、興味深いところです)。ちょっとバリ島のケチャダンスとか思わせる雰囲気もあり、指揮者のEYヨ氏を媒介者とする宇宙への祈祷のようでもあり、大自然の営みをそのまま音に転換したかのようでもあり、なんというか終わりのない物語を見ているような感じでした。最初から最後までノンストップでかなり濃い演奏だったわけだけど、終わってみて時計を見たらなんと2時間半も経っていて、これまたビックリ仰天!! そんなに長くやってたような感じが全然なく、せいぜい1時間半ぐらいの感覚だったので、つまりそれだけ見ている私も集中してたってことで、なんかもうスゴい!!としか言いようがありませんでした。というわけで久しぶりに見たボアダムスは、相変わらず進化していてカッコよかったです。

ライブ報告ではないけれど最後にもう1つ、2週間ほど前にDIY Space for Londonのクリーニングデーのボランティアに参加してきました。DIY Space for Londonは、かれこれ3〜4年前から周辺のいろんなバンドのメンバーや音楽ファンらが中心になって有志で活動しているグループで、自分たちで一からヴェニューをつくろうという企画です。私はちょうどその頃は日本にいたので、この企画のことを知ったのは実はつい最近なのですが、彼らはこの3〜4年の間に有志を募り、定例のミーティングを開催して意見を出し合ったりしながら、募金を集めたり資金集めのライブをやったりと地道に活動して、1万2000ポンド(200万円以上)を集め、つい最近、念願のヴェニューとなる場所を確保、しかもそこがウチから徒歩圏内のところなのです。南東ロンドン・ローカルでのそんな熱い活動に関わらないわけにはいかない!というわけで、でも彼らが現在ボランティアを募集している配管工とか電気工とか会計士とかの専門分野では全然力になれないので、せめて掃除だけでもと思い、お手伝いに行ったというわけなのです。

土曜の午前中、近所のスーパーでゴム手袋やスポンジなどの清掃用品を入手して、徒歩20分ぐらいのところにあるこのスペースへ向かいました。Old Kent Roadから脇道に入った、周囲に何もないような雑然としたエリアの裏道に並んでいる建物の一つで、近隣の建物およびこのヴェニューが入っている建物の2階にはいくつかの宗教団体が入っている様子。中に入るとすでに15人ぐらいの人が作業していて、主催者の一人(Good Throbのメンバーで他にもいろんな活動を積極的にやっているブライオニー)が、まず今後のフロアプランなどを丁寧に説明してくれました。肝心のヴェニューは壁で仕切られた2フロアから成り、想像していたよりずっと広々としていて、ここにこれからバーやステージやいろいろが加わっていくのかーと思うとワクワクしてくるような感じでした。さっそく指示されたパイプ管の埃取りを始めたんだけど、いやーこれがすっごい!マスクをしながら作業していたにもかかわらず、あっという間に顔および上半身が笑っちゃうほど真っ黒になるような汚れ。ここはかつて印刷会社だかの倉庫として使われていたスペースらしく、掃除もほとんどすることがなかったようです。
フロアのモップがけから壁や天井のクリーニングまで分担して作業
こちらがステージが備わる予定のフロア
こっちのフロアにはバーなどが備わる予定
しばらく作業していると、何か下水のような強烈な匂いが漂ってきて、その後、数時間経ってもその匂いは消えず……。一体何事かと思いながら、自分たちの作業を終えてから外に見に行ってみると、うわーーーー。超くっさい排水溝の掃除に果敢に取り組んでいる人たちがいたのでした。これもう、傍にいるだけで鼻が曲がりそうになるほどの臭いだったので、進んで取り組んでいた彼らは本当にエライ!! 

近くにいるだけでオエーッとくる強烈な臭い。ほんとにお疲れさまです!!
まだまだこれからやること山積みのようですが、着々と前に進んでいてほんと素晴らしい!と感心させられます。たくさんの人が参加、協力しているのも納得。私も今後もできるだけ協力していきたいと思っています。完成がとても楽しみ!!

■today's disc:1971/Natural Child
今週はここロンドンも夏日が続いておりまして、明日は熱波が押し寄せるとか。急にめっちゃ暑い!でも暑い方が断然好きな私はハッピーでございます。昼からビールを飲む口実にもなるし、ウフフ。そしてそんな暑い日に聴きたくなるのがNatural Child! 'Hard Workin' Man'の後の'Beer’ でシュワーッと。最高だーい。

2015年5月14日木曜日

またまた最近のライブまとめ

最近といっても前回のライブまとめ以降の話なので、1ヵ月前ぐらいのものもありますが、とりあえずざざっとまとめます。

4月前半、 DalstonのEpic Dalstonというイベントホールで、Hackney Record Fairという新しいレコード市が開催されるってことで、足を運んでみました。プロのレコードショップからインディペンデントレーベル、バンドまで、ブース料金を払えば誰でも参加できるとあって、たくさんの出店があり大盛況でした。



ひととおり見て回った後、結局私はUpset the RhythmとMÏLK recordsのブースで7インチとアルバムを購入。パンク系のブースが少なかったように思いましたが、街のレコード店では見つかりにくそうなDIY系のバンドのレコードを置いている店がけっこうあったりして興味深かったです。聞いたことのないバンドのレコードを買う余裕ってなかなかないとは思うけど、売る方にとっても買う方にとっても意外な発見がありそうなイベントでした(今後も定期開催されるみたいです)。

この日はその足でそのままShoreditchのFlashback Recordsへ、Paul Collinsの無料インストアライブを見に行きました。Flashback Recordsのショーディッチ店は最近できたばかりらしく、塗装の匂いがまだプンプンしてた。ライブの開始時間がよくわからず、早めに到着したら、まだ全然何も始まる気配がなかったので、とりあえずレコード漁り。そうこうしているうちに6時を回り、徐々にバンドがセッティングを始めました。


リラックスしたムードの中、オーディエンスもちらほら集まってきたころ、特徴のある声をした坊主頭のおじさんが「ハロー!久しぶり!」と、近くにいた人に声をかけてるな〜と思ったら、それがPaul Collinsさんご本人でした。ポールさんといえばこういうイメージだったので、最初全然わからなかったけど、よく見ると面影がありました。すごく気さくでアメリカ〜ンなポールさんだったのでした。バンドはみんな若いメンバー(おそらく彼の子どもぐらいの年齢)なんだけど違和感はなく、時代を超えて愛される音楽は世代も超える!みたいな。集まってきた人たちも昔からのファンやお友達っぽい方々が多くて、アットホームな雰囲気の中、ライブが始まりました。


王道パワーポップのライブは久しぶりだったのですが、なんというかストレートで温かくて、すごくよかった。個人的に大好きなWalking Out On Loveをやらなかったのが残念でしたが、それ抜きでもとてもいいライブだった。

4月中旬の土曜日、夕方までスタジオで遊んだ後、Shacklewell Armsでチャリティ・パンク・カバーナイトがあると聞き、面白そうなので行ってきました。SlowcoachesとかSauna Youthとか、いろんなバンドのメンバーがこの日限りのカバーバンドを結成してライブするという企画で、Wipers、Germs、Ramonesという豪華ラインナップ (本当はニール・ヤングのソロアクトもある予定だったんだけど、急遽キャンセルになっちゃったらしい)。しかもどれも即席バンドだとは思えないクオリティ!まずはWipersからスタート、そしてGermsはどんなことになるのか?と思ったけど、ある意味、雰囲気出てて面白かったので、思わずビデオ録っちゃいました(笑)。


そしてラストは待ってましたのRamones。サイコーでした。メンバー全員なり切ってた(笑)。しかも全曲みんなで大合唱。やっぱRamonesは永遠だ。

あとで、自分がカバーバンドやるとしたら何をやりたいかっていう話をみんなでしたんだけど、うーんやっぱRamonesは楽しそうだなー。あとはCrampsとかかなあ。

さて5月アタマのバンクホリデーの週末3日間は毎年恒例、今年で5回目となるOddbox Weekender。今年は27バンドが登場、Shacklewell Armsで開催。我らがFlemmingsとCharla Fantasmaも出演、またベンも1日目の夜にDJすることになり、パーティーパーティーな週末でした。
1日目のオープニングはFlemmings! 
ブライトンから、Slum of Legs 
1人で3時間ぐらい回してたDJベン。朝3時まで踊ったど〜
Charla Fantasma!
いろんな意味ですごいインパクトだったNot Right
みんなたちまちファンになっちゃったThe Fish Police
なかでも今回初めて見てすごくよかったのが、ガールズ3ピースのFeature。イギリス版Vivian Girlsとでもいおうか。ファズの効いたギターにキャッチーなメロディで、後日しばらくアタマの中でヘビロテしてました。


そしてリーズ発City Yelpsも案の定よかった。不思議な魅力のバンドです。ヴォーカルのショーンと後でちょっと話したら、思ってた通りめっちゃオモロイ人だった。

いつもの顔ぶれはもちろん、久しぶりの人たちにも会えたし、楽しい週末でした。Oddbox Recordsは主宰のトレブがほぼ一人でやっている、ジャンルもジェンダーも年代も幅広い、懐の深いロンドンのDIYレーベル。ウィークエンダーの開催はもう今年で最後だ!と言ってたけど、なんだかんだでまた名前とか形態とか替えて同じようなことやりそうな気がします。というか、期待してます。

■today's disc:My Dolphins/Joey Fourr
今回のウィークエンダーでは土曜のオープニングで見逃しちゃったけど、実は結構好きでアルバムも持ってます。なんか80年代を彷彿とさせる雰囲気だったりもして。