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2017年12月31日日曜日

2017年大晦日によせて……

あっっっっっっっっっっっという間に大晦日ですね。この一年間ひとつも更新しなかったブログにもし訪れてくださった方がいたら、ありがとうございます&すみませんでした。

2017 年は私にとって少々とっちらかった、モヤモヤとした年でした。3月にVISA の更新を無事に済ませ、ひとまず2019年の半ばまで滞在許可を得たのはよかったのですが、最近は英国での生活に溶け込んできた反面、それゆえに感じるジレンマ?みたいなのが出てきて、結局どこにいてもある程度腰を落ち着けて生活すると、似たような悩みや不満が出てくるものよなあと実感したり。

仕事は毎日に必要なお金を得るためと割り切り、あまりこだわりを持たないようにしようと思ってここ何年かやってきたはずだったけど、だんだんその毎日の仕事の負担が大きくなってきて、なんか私また昔と同じような状況に陥ってないか?と自問自答する機会が増えたり。

体力もなければボディもユルユルだというのに全然運動もせず、そしてそれをわかっていながら何も改善せず、やる気も出ず、しかし潔く諦めることもできずというしょーもない有様だったり。

ハタから見たら歴然ではないのかもしれませんが、自分の中ではとにかく何をするにも中途半端で迷いが多かった気がします。

DSFLを中心に、あちこちライブを見に行ったり、新しいバンドStanfieldに加入してちょこちょこライブをやったり(まだ音源がないけど近々レコーディング予定)、PAMsで2本目のテープをリリースしたり、紆余曲折あって「ロスト・イン・ラ・マンチャ(テリー・ギリアムのドンキホーテの映画が不運の連続で奇しくも暗礁に乗り上げた様を描いたドキュメンタリー)」を地でいくような状況に陥っていたFlemmingsの10インチ・アルバムもどうにか発売されたり、昨年末のDSFLのクリスマス・カバーバンド・ナイトで一夜限りのはずだったメタリカのカバーバンド(私はクリフ・バートン…)が再結成してもう一度プレイしたりと、音楽活動もあれこれと引き続きやっているものの、以前のようにガッツリドップリ浸かれる時間と体力がなかなか取れず、自分としては消化不良気味の一年でした。

そしてこの2年10ヶ月もの間、毎日やっていた(そしてストレスを感じていた)某グローバル・サイトの日本版ローカライゼーションの仕事が、急遽予定変更ですべてのプロジェクトが日本に移行されることになったため、今年の10月で私の契約は終了となりました。突然に完全会社都合のリダンダンシーに遭って、宣告された日はさすがにナニィ!?と思ったけれど、翌朝には「ああもうあの仕事やらなくていいんだ!」という解放感で心が軽くなり、結果的にはよかったなと思いました。遅かれ早かれそのうち辞めようと思ってたけど、就業条件がそれなりによかったので決断を先延ばしにしてたわけで。それでも自分のタイミングで辞められたらベストだっただろうけど、なんにせよ潮時だったと思います。

ただでさえ自分にできる&やりたい仕事がそうそう簡単に見つからないというのに、また仕事探さなくちゃと思うとゲンナリしたけれど、いろいろ見直すいい機会ではあるので、この先、たかが仕事・されど仕事にできるだけストレスなく取り組めるようになることを夢見て、また新たに勉強することに決めました。とはいえもちろんその間もお金は必要なので、現状で得られるフリーランス仕事を探しながら、しばらくどうにかやっていけたらと思っています。

なんだか他の人にとってはどうでもいい、この一年の自己反省みたいな内容になってしまいました、とほほ。

今年はほかに何したっけな、どこ行ったっけと思って、自分のインスタを振り返ってみたけど、泊りがけの旅行は、4月に3度目の結婚記念旅行でHastings & Brightonに数泊したのと、5月に日本に帰国した以外は、特にどこにも行かなかったなあ。5月の帰国はすごく楽しかったけど、なんだかもう遠い昔のようにも感じます。上半期で一年の休暇が全部終わっちゃったような感じだったのも、後半にストレスを感じた原因だったのかもしれませぬ、、、。
ヘイスティングスの交通機関のひとつでもある、名物のケーブルカー 
丘の上から見下ろすヘイスティングスの風景。初めて行ったけど、
好きなタイプのやや寂れた海辺の町で、とてもなじみ深い雰囲気でした。



ウェールズには、ベンに用事があったせいで、けっこう頻繁に帰省していて、私もほとんど毎回一緒に行っていたのですが、夏に帰った時に初めてHay-on-Wyeという古書の町に連れて行ってもらい、とても気に入りました。東京でいえば神田神保町といった感じなんだろうけど、田舎にある町のあちこちに古書店が点在しているといった具合なので、まあ東京と比べるのはちょっと無理があるかな。一日で全部じっくり見るのは大変なので、いつか泊まりがけで行ってみたいけど、ベンの実家から車で23時間と遠いのが難点(しかも運転はポール頼みだし)。おそらくカーディフから公共交通機関を使って行ったほうがいいのかもです。
町中、本屋さんだらけ。本好きなら一度はぜひ❤︎








とある本屋さんで出会った子。この本屋のネコじゃなくて、近所の子だそうです
カーディフといえば、こちらもベンの用事にくっついて、この秋に日帰りで行ってきたのですが、思えばトットネス時代に語学学校の日帰り遠足で行って以来なので、なんと10年以上ぶり! 時の経過のはやさにビックリするなあほんとに。今回も4〜5時間程度の滞在だったのであまりゆっくりはできなかったけど、少し前にロンドンの住まいを引き払って地元のカーディフに引っ越したOddbox Records Trevがオープンさせたクラフトビールとレコードの店「Pop'n'Hops」を訪れることができたのが何よりよかったです。駅から遠い場所にあるインディペンデントショップなので、ガラガラだったりするかなあと思ってたけど、すでに常連客を獲得しているようで、意外にお客さんが絶えず訪れていて、他人事ながら安心しました。
Pop’n’Hops店内でトレブと


カーディフには世界最古のレコード店Spillers Recordsがあります。
移転して新しくなっているので外観はもう古くないけどね、歴史がね、ありますよね

 と、そうこうしているうちに日本はもう新年を迎えたようで。。。明けましておめでとうございます。よい一年になりますように。

あ、ネコっちたちもおかげさまで元気でーす。あぶそる〜とロンドンCool for Catsも月1回程度のノンビリ更新ではありますが、引き続きやってますので、おヒマな時にでもチェックしてみてください。


タムタムとラミー、この11月で2歳になりました

来年はもっとマメに更新するどー!
みなさんにとってもよい年になりますように。