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2015年2月22日日曜日

2014年度下半期いぬねこサマリー

昨年夏の渡英以来、気まぐれに撮影した犬猫の写真をまとめました。まずは犬です。

1.WalesのLaugharneにて 2.Hackney marshes〜Walthamstow marshes周辺をウォーキングした後に立ち寄ったパブで出会ったチョーかわゆいワンコ♥  3. Dalstonの道端でジャンク品を売っていた人と一緒にいた、なんともオモロイ感じの犬、その名もヌードルズ 4.義理の叔父さんコリンの家のベンジー 5.East Dulwichのマーケットにて 6.これまたコリンの家のスクービー 7. Greenwich marketで定期的に屋台を出してる人の犬。しっぽがずっと上向きで静止しててかわゆい 8.&36.ウェールズからロンドンへ帰る電車の中にいた女の子とわんこ 9.郵便局の前で柱に繋がれて飼い主を待っている間、延々と悲痛な鳴き声を上げていたさびしんぼうワンコ 10.Pembrokeshireの森を散歩中にすれ違った犬 11.ロンドンの地下鉄にて……犬夜叉!? 12. Harne Hillマーケットにて、ヒツジとイヌが出会った〜 13. PembrokeshireのCarew城を望む川の畔にて 14. Lawrennyのすてきなカフェのガーデン席でめっちゃくつろいでるワンコと、その姿に釘付けのチビッコ 15. &16.クリスの娘ルイーザの犬、パディ。ルイーザの車を運転中……なんちって 17.Clapham JunctionからBattersea Parkに向かう途中の住宅街にて。「スタッフィ(スタッフォードシャー・ブルテリア)に注意」のポスターの横で「これオレのことだから」と言わんばかりのドヤ顔を見せてます。ロンドンでは強面の人がよくこの犬種を連れていて、飼い主も含めたその雰囲気からちょっと凶暴なイメージがあるけれど、個人的には意外に人なつこくてかわいい性格という印象 18. ゲートの奥からじーっと見つめておりますw Pembrokeshireの番犬その1 19. &34. Primrose Hill界隈のチャリティーショップにて 20. &37. 家の近所のTelegraph Hillでビールを飲んでいたら突然ベンの横に腰掛けてきた犬w 眉毛がすごーく長いの!  21.Pembrokeshireのマギーおばさんの家の、ものすごく人なつこいワンコ(名前忘れちゃった!)。まだ幼犬だけどエネルギーが有り余ってて、家の中を走り回ってた 22.PAMsのニューTシャツ、Mad Dog Sammy! こちらで購入可能ですw 23.Lewshamへ向かう道中、家を掃除するご主人の横で門番をするワンコ 24.Battersea Parkにて密談中のおふたり 25.Laugharneの喫茶店で店番中の愛らしいワンコ 26.Telegraph Hillで楽しそうに走り回っていたドレッドヘアの犬 27.Dulwich界隈にて、マンガのようなかわいさに一目惚れしました 28.パディ君、再び。Pembrokeのベンの実家の玄関先にて 29.そしてスクービーも再び。図らずもセクシーショットになってしまいました 30.&33.家の近所で見かけた、ピンクの車に乗っている白と黒のプードル! 写真を撮ってたらオーナーが戻ってきたんだけど、いかにもゲイっぽかったわ〜 31.ぬいぐるみみたい〜。ブライトンの街中にて 32.Hoxton駅にて 35.Battersea Parkでめっちゃ楽しそうに走り回っていたワンコ 38.ある日の朝食のシリアル、最後の8粒で作ってみました 39.Honor Oak Park周辺のイタリアンレストランで食事をしているオーナーの座席の下でつまらなさそうにしていた犬 40.Harne Hillマーケットで見かけたドレッド犬 41.Pembrokeshireの番犬その2 42.Pembrokeshireのビーチにて 43.ベンが生まれた時から一緒だというビンキーちゃん
続きまして猫です。
1.&4.&21.&23.Primrose Hill近くでウロウロしていたブリティッシュ・ショートヘアと思しきネコ。ちょっとブサイクな感じがたまらん。しばらくなでなでしてたら、最後には耳が裏返って逆立った! 2.&6.&8.&26.Deptfordの裏通り、おそらく昔はお店だったと思われるおうちの出窓で遊ぶネコ。この家には同じ柄のネコがもう一匹います。親子か兄弟かな? 3.&15.&28 Brockleyのスタジオに行く時に道端でよく見かけて、声をかけるといつもしばらくついてくる、人なつこいニャンコ。ちょっとズレた口ひげが目印です 5.&9.&16.〜19. 壊れた椅子をリサイクルの廃棄所に持って行く途中に出会ったニャンコ。あちこちですりすりしていて、私が持っていた椅子にもすりすりすりすり、そしてこんな上目遣いをされた日にゃ、なかなかその場を立ち去れず 7. Pembrokeshireのベンの実家には猫が2匹いるのですが、もともと野生だったので警戒心が非常に強く、私のような新参者には到底近寄ってこないのであった。ベンにもなついてないし。この写真のポールのように、近くに寄れるのはとても稀なのでした 10.&13.&20.友達のナオコさんちの老猫バブ。もう17歳半=人間でいえば86〜88歳ぐらい。最近かなり弱っていて心配だけど、それでもいつもおうちに行くと何か語りかけるような表情を見せてくれて愛おしい 11.道端でなでなでしていたら、気持ちよさそうにノビちゃった 12.ある晴れた日、近所の通りにて。ゴミ箱の上でゆる〜りお昼寝中 14.猫のいる風景その1 22.どこで会ったか思い出せない 24.Brockleyの道端にて 25.猫のいる風景その2 27.再びベンの実家にて。右端にいるよ 29.友達のキャリースの家の黒猫、キップ。めっちゃ人なつこくて遊び好き。ちょっと犬みたいな性格の猫 30.再びベンの実家。誰もいないとこうして椅子の上でくつろいでいたりするんだけど、人が来るとたちまち姿を消します。この後もすごい勢いで逃げていきました 31.Primrose Hill界隈で出会ったフレンドリーなトラネコ 32.近所の家の前庭でひとり遊びしていたニャンコ


2015年2月12日木曜日

Good Night Out チャリティ・ギグ

先週土曜、これまたおなじみ近所のパブThe Montague Arms(通称モンティ)で行われたチャリティライブを見に行ってきました。実は私たちPAMsもこの企画に誘ってもらっていて、ぜひとも参加したかったんだけど、MadsとLouiseのデンマーク帰国日がちょうどその1週間前だったため、ギリギリアウトで参加できなかったのでした。いい感じのラインナップだったので残念。まあ、またの機会に。

肝心のこの企画「Good Night Out」の主旨は何かというと、文字通り「(女の子たちが)安全に夜遊びできるようにしよう!」というものです。ライブハウスやクラブ、パブ、バーなどでの女性およびLGBTQ(同性愛者や両性愛者、トランスジェンダーなど)に対してのハラスメント撲滅運動といった感じでしょうか。

具体的にはプロジェクトに同意した各ヴェニューと提携して、スタッフ用のトレーニング・プログラムを作成して実施したり、Good Night Outプロジェクトを推奨していることがわかるサイン(ステッカー等があるんじゃないかと思うけど詳細は不明)をヴェニューに掲示したりして、よりよい夜遊び環境づくりを目指すという、ロンドンを拠点としたキャンペーンです。そして今回は、英国全土およびアイルランドにもこのプロジェクトを広げるためのチャリティライブというわけです。

私自身はロンドンで夜遊び中にハラスメントを受けたことって一度もないんだけど、昔デヴォンに住んでた時に一度、そんな感じのことがあったなあと思い出した。パブで韓国人の女友達と飲んでいる時に、イギリス人男4〜5人のグループに声をかけられて、無視していたら、すごく卑猥なことを言われ、まだスラングとかにも慣れていなかったので最初は意味もよくわからず、めちゃめちゃ嫌な思いをしました。個人的な印象としては、ロンドンはやはりいろんな国籍、いろんな考え方が渦巻くコスモポリタンシティなので、みんなセクシズムとかレイシズムにとても敏感だし、誰かが公共の場でハラスメントを受けたりしたら、周囲の人がすぐに助け舟を出すような感じがありますが、地方だと住民のイギリス人率が圧倒的に高いので、やはり保守的だったり閉鎖的なところもあったりして、逆に田舎の方がこういうことが起こりやすいんじゃないかと思います。

ライブは夕方5時からのスタートで、計8バンドの出演だったけど、私は仕事があったのと、前にも何度か見たバンドがいくつか出演していたので、前半は見逃して中盤過ぎぐらいに繰り出しました(でも最初に出たBig Wordsっていうエクセターのガールズバンドがちょっと良さそうだったので、見逃しちゃって残念)。

パブに着くと、ちょうどBig Joanieが演奏中。最後の何曲かをちらっと見ただけだったけど、前に見た時よりなんか雰囲気出ててよかったです。モンティ結構音がいいんだよね。その後はEthical Debating Society。もうすぐアルバムを発売する彼らも、これまたパワフルでグッとくるセットでした。
'Are you Ethical? Are you fuk' でおなじみのEthical Debating Society

続いてGood Throb! 実は彼らのライブ、今まで本当に笑っちゃうぐらい何度も機会を逃していて、初めて生で見たのはほんの数週間前のことでした。それも誕生日パーティーライブだったのでセットが短く(めっちゃイイ内容だったけど)、ちゃんとガチで見るのは今回が初でした。

Good Throbのメンバーはもう、みんな他にもいろんなカッコいいバンドをやっていて(Love Triangle, Personnel, Frau, Dregsなどなど)説明不要という感じですが、いやードラムが!素晴らしすぎます(彼はギターもボーカルも何でもすごいけど)。演奏もタイトだしやっぱカッコいいなー。

ちょっと音がイマイチですが、動画を録ったので興味のある方はどうぞ。



トリのThe Dykenessは全然聞いたことのないバンドだったけど、蓋を開けてビツクリの、まさかのコスプレ・フェミニスト・コミック・カバーバンド笑。しかも喋りもすごくて予想外の人気ぶり。お約束らしいツカミのネタをやったと思ったら、一曲目に突然「ショッスルーザハート!エンヨートゥーブレーム、ダーリン!ユーギ〜ラァァブ・ア・バァッドネーム!」ってボンジョビの歌! しかも客、めっちゃ盛り上がってるし笑。しかし私もベンもこの日はやや疲れ気味だったので、何曲か見て途中退場してしまいました。すいません笑。
ヒゲとかつけてますが、メンバー全員女性(クィアー系)です

ところで「みんなが楽しめる夜遊び環境」といえば、少し前にこんなことがありました。

やはりここモンティに、Hank Wood & The Hammerheadsを、ベンと、ベンの友達のケイトと見にきた時のこと。前座までは通常通りフロアにそれほど動きはなかったんだけど、やはりメインのハンクウッドが始まったらモッシュピットができて、どどどーっと人の波ができて横に押し流されたりするような(まあ、ハードコアとかのライブではよくある)状況になった。私はこういうライブの時、モッシュピットの1レイヤー後ろぐらいを陣取って、時々前後に押されながらも、ステージにもそう遠くないし、まだ踊っていられるというような場所を確保するのが常で、この日もそんな感じだった。来ている客もほとんど常連で、やや押しつ押されつな状況ではあるものの、暴力的な雰囲気はほとんどなく、普通に盛り上がっていた。

……と思ってライブに集中していたら、次の瞬間、ステージの上になんとケイトが! え、ええ? ナニゴト!? っていうか、いつの間に!?  演奏も止まって、ハンクウッドのヴォーカル君も「ん? キミ誰?」という感じで呆気にとられている。しかしケイトは怒っていたのだった。「アンタたちいい加減にしろ! 人のこと押すんじゃねーよ!」と、ステージ上から大声で主張し始めたのだ。

ケイトはフットワークがめちゃ軽くて、いろんなライブにもちょこちょこ行っているようなんだけど、それまで激しいパンクとかハードコアのライブにはほとんど行ったことがなかったようで、人が押したり押されたりしているのを見て、単純に腹が立ってしまったらしい。

もちろん客のみんなは、純粋にパンク/ハードコア好きで、ライブ見てちょっと暴れたりはするけど、暴力的な人たちではもちろんなく、この日もある意味、平和的な暴れ方のはずだったので、誰も彼もが一瞬呆気にとられてしまった。そしてケイトはステージから飛び降りた。彼女が降り立ったところから、人の波が道を空けるかのようにさーっと引いて、でもまだ彼女は怒り心頭の面持ちで立ち止まってヤイヤイ言っている。見るに見かねて彼女のところに行き「ケイト、こっちおいで!」と手を引いたけど、もうプンプンしちゃってて全然聞く耳を持たない。

この状況にみんな何と言っていいのかわからずにいたんだけど、誰かが彼女に「そんなにひどく暴れてない、踊ってるだけだよ」みたいなことを言って、それに対して彼女はまた「横に人が押されて流れるのは危ないでしょ! 踊りたいなら横じゃなくて上下にジャンプすべき!」と、ちょっと笑っちゃうけど一理ある主張を展開。また「こっち(ステージの横)なら大丈夫だからこっちに来なよ」と言ってくれる人もいたけれど「その場所はイヤなので結構です」とお断り笑。そんなやり取りをしながら、徐々に落ち着いてきた彼女は、また私たちがいた場所あたりまで戻ってきた。そして完全にペースを乱されたハンクウッドも(笑)プレイを再開した。

後ほど私がケイトに「これはただのギグで、みんな楽しんでるだけだよ。押されるのが嫌なら後ろに下がって安全な場所を確保すればいいだけだし。みんな暗黙の了解で最低限のルールは守ってるし、凶暴な人なんていないよ」と言うと「凶暴な人がいないのはわかったけど、なんで私が後ろに下がらなくちゃいけないの。ステージの近くで踊りたいのに、近くに行けないなんておかしい」と言う。彼女いわく、みんなが平等に楽しんでいいはずなのに、ステージの近くに危なくて近寄れないという状況に腹が立つし、女性にもフレンドリーじゃない! というわけなのだ。そう言われると確かに正論だし、私自身も内輪ノリの閉鎖的なライブとかは全然好きじゃないし、ライブは誰にでもオープンな場所であるべきだと思う半面、でもやっぱり好みの問題というのは大きいし、ちょっと激しい観客との一体感も含めてパンク/ハードコアのライブの醍醐味ということもあるので、なかなか難しい問題だよなあと思った。

ベンによれば、ケイトはよくライブ会場で、似たような理由で他人と言い争っているらしいんだけど、さすがにステージに上がってまでというのは初めてだったらしくて、ちょっと引いていた笑。私も面食らったし、彼女の主張に全面賛成はできないんだけど、でも彼女の行動自体はある意味すごくフェアだなーと思った。後から文句を言ったりハードコアのライブに偏見を持ったりするよりも、その場でその場にいる人たち全員に向かって問題提起したわけで、まあ、ちょっとズッコケはしたけれど、とにかくフェアではあると思う。で、イギリスのいいところは、そういうことを一人でも言い出す人がいたら、とりあえずみんな一度は耳を傾けて、それぞれ意見したりフォローしたりするところだなーと思います。

というわけで、自分の中ではこれ、考えるとなかなか深いなーという出来事だったのでした。

today's disc:Feeding Time /S.H.I.T.
客がかなり暴れることで有名なカナダはトロントのS.H.I.T.の7インチ。カッコいいっす。

2015年2月9日月曜日

The end of PAMs phase♯2

この数週間、突然に忙しい日々が続いてブログをなかなか更新できず、ちょっと前の話になりますが……ぼちぼちキャッチアップしていこうと思います。

まずは1月28日(水)のライブをもってPAMs phase♯2、終わりました。MadsとLouiseが戻ってくるまでしばらくPAMsの活動はお休みだけど、デンマークは日本とは違ってイギリスから近いので、なんにせよまたそう遠くないうちに何かしらのアクションが起こせるんではないかと。

ともあれ、1月最終週はそんなわけで連日イベント三昧で楽しかった! Flemmingsをはじめ、一緒にライブしてくれたバンドや、来てくれた方に感謝です!!

PAMs at the Montague Arms 手前はCharla Fantasmaのエルザ……w
(January 21, photo by Camille)
PAMs at Power Lunches (January 28, photo by Silvi)
PAMs at Power Lunches(January 28, photo by Silvi)
PAMs!! 
PAMs!!!!! The end of phase♯2(photo by Camille)
Charla Fantasma at the Montague Arms(January 21)
Gloss Rejection at the Montague Arms(January 21)
Flemmings at Power Lunches(January 28)
Giant Burger Band at Power Lunches (January 28)
Flemmings at Sound Savers(January 29)
Charla Fantasma at Paper Dress Vintage (January 30)
The Sundae Kups at Paper Dress Vintage (January 30)

最後の飲みはサイフにやさしいBrockley Bargeで!(photo by Louise)
10時間近く飲み続けている人たち
Bargeの定席、1番テーブルを陣取る人たち
最後にもう一回、PAMs!!!!!

しーゆーす〜ん!!


これまた本日ラジオで流れてて、思わず引きつけられてしまった一曲。アルバム収録曲は16分もの長編みたいだけど、微妙な不安感を漂わせながらもパワフルで、全然長く感じなかった。