なんかもうバタバタしっぱなしで、前回からまたまただいぶ間があいてしまいました。このところ日本はとても暑そうですが、今月はロンドンもいい天気が続いていてけっこう暑いです(この数日間は雨で肌寒かったけど)。こっちは日射しがほんとに強くて、夏はいつも真っ黒になっちゃう。日焼け止めも塗ってはいるんだけど、きいてるんだかどうなんだか。
今月はまず、カーディフに住んでいるベンの弟ポールが数日間遊びに来て、Greenwich/Blackheath界隈やCrystal Palace、Herne Hillなど近所のおすすめエリアを一緒に散策したり、カラオケに行ったりして遊びました。天気にも恵まれてよかった。
そうそう、ポールがロンドンに来る前日、タフネルパークのDomeにAcid Mothers Templeを見に行きました。AMTを見るのはそれこそ5〜6年ぶり。前回見た時と同じく、あふりらんぽのPIKAが参加してるバージョンのAMT & Cosmic Infernoでのライブだったのですが、これがほんとサイコーでした。前に見た時もよかったけど、それよりもさらによかった気がする。すごいグルーヴの渦でした。グルーブカオス。さすがの一言です。でも彼らのあの独特のゆるキャラ(?)が滲み出てる感じもあって、その対比がおもしろい。観客もみんなめちゃめちゃ踊ってて、一体感もすごかった。いろんな意味ですごくいい雰囲気のライブで、エネルギーもらいました〜。翌朝、目が覚めてもまだ興奮してる状態でした(笑)。
なかなか5人全員を写真に収めるのは難しいのでした(ドラム2セットだし) |
前座で出たSly and the Family Droneもすごかった。 フロアにセットを組んで、めっちゃ濃ゆくてロウなライブを展開してました |
続いて翌週末の11日(土)は、これまたおなじみMontague Armsにてパンクのオールデイヤー。Dregs、Snob、Feature、Ethical Debating Society、Shoppingとロンドンのいいバンドがたくさん出演していて、すごくいいライブだった。
Dregs、ライブは初めて見ましたが、ガツンときた! |
Shoppingすごかった!フロアはみんな踊りまくってました |
コペンハーゲンのスタジオにて、PAMs!! (photo by Camille) |
期間限定で設置されているらしい、このガラスドームの中でのライブでした! |
内部はこんな感じ。バーもあって、誰でも出入り自由。天気のいい日中はかなり暑い! |
植物がいっぱいで、まさに温室。そういえば、夕方に中で準備してたら、 日本人のグループが突然現れてびっくり。何やら仕事の視察旅行で来ていたらしく、 ライブには一切興味を持ってもらえませんでした(笑) |
目の前には川が流れていて、すごく気持ちいい〜。このデッキに座って飲んだビールは最高でした |
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グラインドコア・バンドのKluster Fuck、なかなかキテました。 8月にはロンドンでやるグラインドコア系のフェスに出るらしい |
夜のドームはこんな感じ |
久しぶりのライブはかなりグダグダだったけど(だはは)楽しかったです。そういえば今回初めてベースを持って飛行機に乗ったんだけど、イギリスを出る時に空港のスタッフに「空気圧で弦が切れちゃうかもしれないから、緩めとくといいよ」と言われ、おお〜いいアドバイスもらったな〜とゆるゆるに緩めて搭乗したのはよかったんだけど、いざスタジオで練習しようとした時にチューニングに手間取り、揚げ句の果てには4弦が切れた。これ、搭乗時に緩めなかったら切れなかった気がする(笑)。ベースの弦が切れたのは初めてで、しかもこの弦の音けっこう気に入ってたのでちょっとへこみましたが、新しい弦もすぐになじんだのでよかったです。
翌金曜の朝は7時起きでみんなして空港へ向かい、みんなしてイギリスへ。実は土曜にケンブリッジに住んでいるみんなの共通の友達、マットルーブの結婚式があり、彼はかつてコペンハーゲンに住んでいたことがあるので、特に親しいMads&Louiseほか数人もその結婚パーティに出るために、はるばるケンブリッジまで移動というわけなのでした。
今回は時間がなくて食も全然楽しめず、前回コペンハーゲンを訪れた時にすっかりハマったデニッシュ・ホットドッグを食べる機会さえ持てなくて、かなりがっかりな気分だったんだけど、最後にぎりぎり空港でホットドッグをゲット!空港のだからちょっとイマイチかもと思いきや、やっぱウマい!! やっぱこれだ!! あ〜感無量。
というわけで、朝イチにみんなでワイワイ飛行機に乗り込み、イギリスはスタンステッド空港へ。ここからケンブリッジまでは電車で30分ぐらいと、近かった。で、ケンブリッジではPAMsも何度かライブしてる関係で、前に一度一緒にやったことがあるバンドの人たちが、せっかくだからと企画してくれて、ロンドンからFlemmingsとCharla Fantasma、そして同じく今回一緒にコペンハーゲンからケンブリッジに向かったクラウスのプロジェクトYOUNOLOVEBUNNYとともに、おなじみのパブCorner Houseで夜にライブでした。で、このライブがめちゃアットホームな雰囲気で盛り上がり、めっちゃ楽しかった! ありがとうケンブリッジ!!今回は時間がなくて食も全然楽しめず、前回コペンハーゲンを訪れた時にすっかりハマったデニッシュ・ホットドッグを食べる機会さえ持てなくて、かなりがっかりな気分だったんだけど、最後にぎりぎり空港でホットドッグをゲット!空港のだからちょっとイマイチかもと思いきや、やっぱウマい!! やっぱこれだ!! あ〜感無量。
初めて見たYOUNOLOVEBUNNY! すごーくよかった!とにかく曲がイイ |
で、オープニングのLondon Dirthole Company、以前Lot LizardsをやっていたGGがギターで参加している7人編成のバンドで、今回初めて見たんだけど、すごくカッコよかった! 見た目の迫力はもちろん、音もカッコよくてアガります。以下のビデオはほんの数十秒だけど、このバンドの雰囲気が凝縮されてると思うので、よかったら〜。
でもって次は待望のBlack Time! かれこれ5年ぐらい前に一度見て以来だったけれど、相変わらずでした。なんかもう手堅いカッコよさって感じ。レミーさんのようなパンク声を持っていると曲のカッコよさが増しますね。
そして最後はThe Hipshakes! こちらも相変わらず、全力疾走で飛ばしててよかった。やっぱこういうパーティーパンクがなんだかんだ言って一番好きです。
というわけでイベント盛りだくさんの7月3週目でしたが、その翌週23日(木)は、 ロンドンで再びPAMsのライブでした。週末のIndietracksにFlemmingsが出演する関係で、Mads&Louiseはそのままイギリスに残っていて、この23日だけがライブできそうな日だったので、以前から声をかけてくれていた地元の中古レコードショップ、Vinyl Deptfordの地下にある小さいスペースでThe PotentialsとCharla Fantasmaとともにライブをすることにしたのですが、せっかくの機会なので、DIY Space for Londonへの寄付を募るチャリティライブにすることにしました。地元エリアでの急な企画だし、10人も入ればけっこう埋まっているように見える小さいスペースなので、どれだけ寄付金が集められるかわかりませんでしたが、何より少しでも力になれればよいし、ゼロよりはいいだろう、という。
ありがちですが、この日に限って仕事が激忙で夕方ぐらいからすでにヨレヨレ気味だったけど、どうにかこうにか乗り切って、すごく楽しい一夜を過ごすことができました! やっぱりPAMsは小さいヴェニューでこそ本領発揮w アットホームな雰囲気の中、みなさん寛大に寄付してくれてありがたかったです。
結成してまもないThe Potentials! 私はよく知らないんだけど、アメリカのTVドラマ「Buffy the Vampire Slayer」 (邦題は「バフィー 〜恋する十字架〜」らしい)をテーマにしたバンドなんだとかw |
おなじみCharla Fantasma! |
というわけで、気づけば今週で7月も終わり(ひ〜!)。もうしばらくバタバタが続きそうだけど、夏だしね〜、ビール飲んで飛ばして行こうと思います。そうそう、明日はGories見に行ってきます!めっちゃ楽しみだー!
■Today's Disc: Summer Wine/Nancy Sinatra and Lee Hazelwood
夏はビール、じゃなくてワインよ、というアナタに。ウフフ。ベンはこの曲をよくカラオケで選びます。彼らのレコードを聴いて以来、Lee Hazelwoodさんの魅力の虜になりました。そのうちカバーしたいです。