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2015年1月15日木曜日

ウェールズのクリスマスの想い出(その6)

このシリーズまだ続くのかい! と思われているかもしれませんが、あと2回ほどすいません。

26日のボクシングデー。午前中にベンのお父さん、ジョン側のファミリーの集いに顔を出して、また大勢の新しい親戚の方々に会い、ミンスパイとソーセージロールをご馳走になった。老若男女たくさん入り交じってワイワイ、誰が誰だか全員把握できなかったけど(ベンとポールも把握できてないらしい)これまた和やかでよいひとときでした。

午後、ベンの母方のおじいちゃんが一人でうちに訪ねてきた。コリンという、ベンの叔父さん一家と同居しているおじいちゃんはラトビア出身(つまりベンはラトビア人の血を引いているんですな)。ウェールズにある電力発電所でずっと働いてきて、若い頃は出張で香港とか日本にも行ったことがあり、よくその時の話をしてくれる。このおじいちゃんがまたユニークでおもろい。

車の運転が好きで、80歳を越えていると思われる今も自分の車を運転してるんだけど、少し前に駐車時の操作ミスで自宅の壁に激突、玄関先の外壁にドデカい穴、というか、めりこみを作ってしまった。その壁は今もまだそのままの状態で、アイタタタという感じなのだが、本人はちっとも懲りておらず、コリンと2人で一緒にうちに来る時も、おそらく自分で運転すると言ってきかないのだろう、それぞれ別の車で来たりするから笑える。こうしていつも「自分で運転する」と言い張り、みんなが必死で止めると本当に悲しそうな、泣きそうな顔をするんだよね(笑)。おじいちゃん本当に運転が好きなんだねえ、と思っていたら、実はそれだけではないらしい。なんとおじいちゃんは、いつまでもインディペンデントでありたいということらしいのだ。自分で運転して一人で街に出かけて買物したり、自由に行動したりしたいようなのだ。おじいちゃん、かっこいい。ちょっと感動して応援してあげたい気持ちになったけど、おじいちゃんの運転する車に乗りたいかどうかはまた別の話……。

そんなおじいちゃんは、挨拶のキス(頬にチュッてやつね)の時、真っ正面から「むわー!」と向かってくるので、私はいつも「ギャーッ!」と言ってしまう(笑)。おいしそうにビールを飲みながら、いろんな話をしてくれた。私のことも気遣って、日本がらみの話題も振ってくれる。可笑しかったのは「ラトビアが、日本の、ええっとなんだっけあの競技。あ、そうそうスモウ! スモウに勝ったって、この間テレビで見た」と言い出して、え?何の話?と思ってよくよく聞くと、どうやらロボット相撲の話。ロボット相撲の世界大会でラトビアが日本に勝ったんだとか(調べてみたら本当でした)。てゆーか、すげーマニアックなネタだなオイ(笑)。

翌日、そのおじいちゃんが同居しているコリンの家へ、クリス、ベン、ポールとともにクリスマスの挨拶に行く。ここんちがまた賑やかな家なんですわー。陽気な奥さんデビーをはじめ、その息子&娘のジェイミー、トム、エミリー(トム&エミリーは男女の双子)、そして犬3匹! イェイ!

左がスクービー、右がロキシー、手前がベンジー
トナカイのかぶり物でパーティー気分を盛り上げるベンジー
スーパーマンのコスプレを披露するベンジー
熱烈な「遊んで!」アピール
もうどれが犬でどれが人なんだか
さらにその翌日28日は夜、ベンの学生の時からの友だち夫妻と、その友だちの兄弟の一人(このお友だち、三つ子なのだ)がちょうど帰省中とのことで、地元のパブで落ち合って少し飲んでから、うちに来てみんなでご飯。ベンが日中の間に仕込んでおいたシェパーズパイを食べました(私も少しお手伝いしましたよ、ええ)。牛ひき肉を使った通常バージョンと、レンティルとスイートポテトを使ったベジバージョンの2種類。私はベジの方を食べたけど、とても美味しくできてました。

それにしても連日いろんなところへ出かけていろんな人に会い、予想以上に忙しいクリスマスになりました。しかも毎日山のように食べている……。食べ過ぎないようにとロンドンから持ってきていたキツめのジーンズをはいてみる勇気は、もはやなかった。

today's cassette: Gimme Holiday/Personnel
こちらも昨年Static Shock Weekendで見てすっかり虜に。元Shitty LimitsのメンバーとFrau/Good Throbのメンバーなどからなるポストパンク4ピース。7インチもかっこよかったけど、年末にリリースされたばかりのこのテープも良いです。 両面同じの5曲入り。

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